なぜ、大人にも児童文学化の世界が必要なのか

〝なぜ、大人にも児童文化の世界が必要なのか。絵本の読み聞かせをすればわかるのだが、子どもには大人の肩書が通用しないからだ。通用しない世界をもつことの重要性、それが「大人の児童文化への招待」なのである。〟
児童文学研究家・工藤左千夫氏の新聞掲載記事より引用させていただきました。




facebook配信の「絵本・児童文学研究センター」の記事を読ませていただいています。とても興味深い講座を開催されていて、参加したいと思いましたが、開催講座は小樽でした。残念!(通信講座もあるようです)
ですが、上記引用させていただいた記事と私共の片岡輝 著『人はなぜ語るのか』が取り上げている作品や物語への受けとめ方など、多く共通することがあるように感じます。



『人はなぜ語るのか(叢書文化の伝承と創造)』

Ⅱ章 語りの源流への旅-魂を鎮める

人はなぜ知り得たことを心の奥底にしまいこんでおくことができないのでしょうか。

……中略……

心の中にあるものは、心から出ていかなくてはならないのです。


この章でとりあげている作品は…
 
王様の耳はロバの耳-90頁
 新編世界むかし話集〈5〉東欧・古代編 (1977年) (現代教養文庫)
ヒース酒の秘密-91頁
 新編世界むかし話集〈1〉イギリス編 (1976年) (現代教養文庫)


ことばをからだが裏切る……92頁
 『恋愛のディスクール・断章 』単行本
  ロラン・バルト(Roland Barthes)(1915-1980)



言の葉の樹-94頁 ~ 語り手は世界を語る-95頁
 『言の葉の樹 』(ハヤカワ文庫SF) 文庫
  アーシュラ・K・ル・グィン(1929- )



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参考:絵本・児童文学研究センター

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