ベケットの『ゴトーを待ちながら』
『人はなぜ語るのか (叢書文化の伝承と創造)』
Ⅰ章 人はなぜ語るのか-新しい語り手へのメッセージ
生の輝き-16頁
人は、生きているという証しを求めて語るのでしょうか?
『ゴドーを待ちながら』(En attendant Godot)は、劇作家サミュエル・ベケットによる戯曲。副題は「二幕からなる喜悲劇」。
ヴラジーミル 何を言っているのかな、あの声たちは?
エストラゴン 自分の一生を話している。
ヴラジーミル 生きたというだけじゃ満足できない。
エストラゴン 生きたってことをしゃべらなければ。
ヴラジーミル 死んだだけじゃ足りない。
エストラゴン ああ足りない。
※ゴドーを待ちながら (白水Uブックス) 新書を参照
◆『ゴドーを待ちながら』参考資料
"Esperando a Godot"-Teatro Estudio 1978 (Samuel Beckett)
私訳『ゴドーを待ちながら』悲喜劇二幕 翻訳/志紀島啓
ベケットの戯曲「ゴドーを待ちながら」第一幕の翻訳です。現状まだベータ版といったところですが公開します。アイルランド訛りの英語で演じられたときの雰囲気を日本語で再現するのに、大阪弁を用いるのがよいと判断しました。また、ダウンタウンのコントの感じで演じてもらいたいので、配役としてはエストラゴンに松本。ウラジミールに浜田が向いていると考えています。
志紀島啓氏のサイトより引用
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